A LifeWalker's Record(Harf)

なんでもあり?なブロクです。基本的にはおでかけの記録を書いていきます。

小旅行記:群馬へ

2021.3.10

青春18きっぷシーズンがやってきました。昨年同様、気軽に出かけることもできないような時世の中ですが、感染対策を継続したうえで消費していこうと思います。

緊急事態宣言が続いているということで南関東方面には行けません。これだけで、茨城からは北関東の中か東北方面にしか(18きっぷ単体では)行けないという惨状になっています。そのため最初の行先をどこにしようか難儀したのですが、前回水戸に帰るにあたって軽井沢を通った時に、「碓氷峠鉄道文化むらに行きたいな」と思ったことを思い出し、それも兼ねて群馬方面に向かうことにしました。以下、その旅の記録をつらつらと書いていきます。

 

4:40頃

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赤塚駅

今回の旅は、赤塚駅から始まります。小山に向かう始発列車が5時4分出発なので、家から歩いてきました。

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切符

今回の旅には青春18きっぷを使っていくわけですが、赤塚駅には始発の時間帯は駅員さんがいない*1ので、乗車駅証明書を発行してからインターホンで連絡し、改札を開けてもらって通ります。

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乗車電

水戸線直通の列車で、一路西へ(2021年4月6日修正)。結局、そこまで多くの人は乗ってこないまま、1時間と少しで終点の小山に到着しました。

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小山駅にて

小山駅です。だいたい16分の乗り換え時間があります。
両毛線はおよそ2時間の長丁場となるので、ここでトイレを済ませます。新幹線の駅と言うこともあって設備もきれいですし。

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両毛線の211系

さて、席が埋まらないうちに乗ってしまいましょう。この列車、通勤通学の時間帯と被り始めるので、意外と混むのです。9月に新潟に行った時*2の教訓を生かしていきましょう。

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ちなみに、小山駅18きっぷの1回目のところにスタンプを押してもらいました。

両毛線の列車は、約2時間かけて栃木・群馬の諸都市を小山・栃木・佐野・足利・桐生・伊勢崎・前橋・高崎とつないでいきます。時間が時間なので全線通して乗る人は少なく、これらの都市間で乗って降りていく人が多い印象です。

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高崎駅の様子

さて、高崎駅に到着です。なおこの写真は、すでに両毛線ホームから上越線信越本線のホームに移動した後のものとなります。
うまく高崎線の列車が写らないようにすると、211系天国になって面白いですね。

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水戸駅北口と高崎駅西口

ところで、私は直感で水戸駅ビルのエクセルと高崎駅ビルのモントレーがちょっと似ているなと感じたのですが、皆さまはどう思うでしょうか。どちらも現在はアトレの子会社が運営し、開業はそれぞれ1985年と1982年とわりと近めです。ついでに駅前にオーパがあるところまで同じです。
静岡駅前のパルシェ(1981年開業)も似たような雰囲気を感じるので、もしかしたら80年代開業の地方主要駅の商業施設付き駅ビルはどこもこんな感じなのかもしれません。

 

話を戻して、碓氷峠へ向かいましょう。高崎駅から211系の横川行きに乗り込み、揺られることおよそ30分、時々寝落ちしつつ横川駅へ到着しました。

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横川駅

かなしいですね。かつて軽井沢方面、新潟まで続いていた線路は完全に途切れてしまっています。信越本線自体も、しなの鉄道えちごトキめき鉄道区間を挟んで高崎-横川、篠ノ井-長野、直江津-長岡-新潟の3つに分割されてしまい、かろうじて「本線」と呼べる長さを持つのは3つ目だけになってしまいました。時代の流れとはいえ、少し寂しさを感じます。

少ししんみりした気分になったところで、本日のメインディッシュ、碓氷峠鉄道文化むらへ行きましょう。

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クハ189-506

まず目に入ってきたのはこちら、国鉄色189系です。普段は車内が開放されているようですが、この日はコロナ対策で閉まっていました。

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EF63 10

続いて、機関庫の中にいるEF63、通称「峠のシェルパ」です。実物は初めて見たのですが…ごめんなさい、現地でもそうでしたが「かっこいい」以外の感想が出てきませんでした。余談ですがこの「横川運転区号」のヘッドマークは由来がよくわからないそうで、上毛新聞の記事でも取り上げられていました。

www.jomo-news.co.jp

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EF62 54

次にこちら。EF63と似ていますが、横軽専用の補機であるEF63に対して、その前後(例えば、高崎-長野間)に直通して運用することができる本務機のEF62です。貨物列車や客車列車に使用されましたが、碓氷峠を通過する貨物列車の廃止と客車列車の電車化によって余剰が発生したようで、碓氷峠を通過する列車が電車化しても補機という仕事があったEF63の大部分よりも早く廃車になった車両が多かったようです。

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ヘッドマーク

EF62の奥のほうには、謎にヘッドマークが展示されています。下の2つ以外は碓氷峠に関係ないような気がするのですが、気のせいでしょうか。

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屋外展示場の車両たち

屋外展示場の展示車両の中から好きなものを4種類ピックアップしました。左上から、特急牽引用の直流電機EF60、元常磐線用の交直流電機EF80、関門海峡専門の銀ピカ交直流電機EF30、北陸本線の主力電機EF70です。このうち、赤色の2形式は日本でここだけにしか残っておらず、EF30も本州で見られるのはここだけ、EF60も一つ目の完全体はここにしか残っていません。意外と唯一無二の車両が多いのです。

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スロフ12-822

こちらは和式客車「くつろぎ」の「赤城」の車内です。本来は休憩室として使われているようですが、時世もあり「休憩なんてするな!」とばかりに机が立てられていたので、撮影だけ済ませて足早に去ります。

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鉄道資料館の中の模型

鉄道資料館に移りました。HOゲージの大型レイアウトがあるのですが、車両が皆妙に古いです。500系新幹線やスーパービュー踊り子、昔の成田エクスプレスなど今では改造されてしまったり引退した車両が堂々と走っていたり、サンライズエクスプレスが最新型であるかのように解説されていたりしました。

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電車でGOの筐体

資料館の中には、電車でGO!の筐体が4種類も置かれていました。今まで見たことがあったのは、奥から2番目の高速編3000番台だけだったので年甲斐もなく興奮してしまいました。なお、プレイしたところ2駅でゲームオーバーになるという下手糞っぷりを見せつけてしまいました。

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お土産

お土産に、いつも通りクリアファイルを購入しておきました。
この後、さっき見た機関庫をもう一周見直して文化むらを後にしました。

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横川駅再び

横川駅から再び信越本線に乗り込みます。
実はこの時、当初の予定よりも2時間ほど早く旅行が進行していました。何故か碓氷峠に4時間分もの時間を割くことになっていたのですが、2時間と少しで終わったので、予定を大きく変更することにしました。具体的には、信越本線で途中下車して寄る予定だった磯部温泉を取りやめて、より群馬の奥の方にある小野上温泉まで向かうという旅程に変更しました。

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高崎駅再び


吾妻線方面の列車は高崎駅からも乗れますが、時間が少し開くと言う事で先に渋川へ向かっておくことに。水上行の列車に乗り込んで北へ向かうのですが、接続する八高線の遅れで高崎駅を4分遅く出発し、新前橋駅では強風で渋川駅敷島駅の間が運転見合わせとなった影響で足止めを食らって遅れが10分に拡大しました。挙句の果てに渋川駅ではまだ先行の水上行がいたこともあってか自分が乗っていた方は渋川止まりとなり、私が降りた後に新前橋へ帰っていきました。自分は渋川駅での滞在時間が短くなるだけで済んだのが不幸中の幸いといえるでしょうか。

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渋川からは万座・鹿沢口行きに乗って小野上温泉駅を目指します。ちなみに、車両は変わらず211系です。

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小野上温泉駅

渋川から4駅、約25分で小野上温泉駅に到着です。小さな駅ですが、わりとちゃんとした駅舎があり、駅舎が開いている時間であればおばちゃんが迎えてくれます。

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小野上温泉さちのゆ

駅から歩いて2分くらいのところに、日帰り温泉施設である「小野上温泉さちのゆ」があります*3。料金は滞在時間により変わるシステムで、2時間410円から1日1540円(いずれも一般料金)まで選べます。私は、電車の時間の都合もあって2時間410円を選びました。

泉質は、ナトリウム-塩化物温泉(アルカリ性低張性高温泉)で、源泉は46.8度です。暑い時期は加水をしているようですが、時期が時期だったので加水はしていないと思われます。毎分500Lの潤沢な量も確保できているので、循環と塩素の添加だけが行われているものと考えられます。久しぶりの温泉入浴と言うこともあって最高に気持ちのいいものでした。諸事情で写真はありませんが、施設も綺麗でしたよ。公式ページを貼っておきますが、そのうちリンク切れしそうな気もしますので変わったら貼り替えておきます。

hathanoyu.capoo.jp

 

 

大体2時間施設に滞在したのち、17時16分の高崎行で新前橋へ戻り、両毛線に乗り込んで小山まで帰りました。ちなみに、ここの2列車の間はほとんど眠り込んでしまっており記憶がありません。

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殆ど、「気づいたら小山」といった感じでした。小山駅から水戸線に乗り込み、友部駅まで向かいます。
しばらくは人が乗っていましたが、笠間駅から先は貸し切り状態になっていました。まだ21時台であるはずですが、外出自粛要請の効果でしょうか。

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友部駅

友部駅で最後の乗り換えを行います。この時点で赤塚駅から家の方に向かうバスがないことが分かっていたので、水戸駅まで行くことにしていました。21:34の列車で友部駅を出ましたが、4分後に友部駅を出るときわに内原駅で追い抜かれます。

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水戸駅

友部駅から水戸駅に着いたのは21:57のことです。今回の旅も無事に終わったことに感謝です。
今回の旅を通して、まだまだ知らない北関東の魅力を少しですが知ることができました。群馬方面には何度か行っていますが栃木は通過しかしていないので、栃木方面もいずれ行ってみたいところです。

今回の記事は以上になります。

*1:赤塚駅JR東日本ステーションサービスに業務委託されています。正確に何時から何時に駅員さんがいるのかはよくわかりませんが、みどりの窓口の営業時間は9:30から17:30だそうです。

*2:まだ記事化できていませんね、申し訳ないです

*3:4月から管理者が変わるために名前も変わるそうです