外観だけで選ぶこれまで行った廃墟ベスト3!
いやーすみませんねえ…更新が滞りまくってますね。
まあその辺の話はいいとして、今回は!
外観だけで選ぶ!これまで行った廃墟ベスト3
なる謎の企画を考えたので書いていきますかね。
なんで外観だけで選ぶかって?これまで行ったほとんどの廃墟はチキって入ってないから内装を入れると建築としての美しさ(?)で考慮できないからです!
まずは第三位!
湯の山温泉 杉屋
まずここのいいところはなんといっても純和風な見た目!
和風の木造建築というのは廃墟化するとすぐに劣化が進みがちですが、ここは形もよく残っているんじゃないかな?と思います。
前にある「杉屋」の灯篭もGood!いい味出してますよね。
そして青々とした木に囲まれたこの建物。木は見た感じモミジが多いようですね。
秋になればその美しさは…想像できますね?
現役ならば泊まってみたかった場所の一つです。
それでは第二位に行きましょう!
第二位!
定光寺 千歳楼
これは美しさというよりも、その巨大さによって見事入賞を果たした感じですね。
そして建っている場所もなかなかです。道路と玉野川(庄内川)の間のそう広くないスペースに建っています。おかげでわりと縦長に見えて、壁感がスゴイ。
一般の方は、「下の玉野川の白波は綺麗だけど、上にある白いコンクリートのカタマリはあんまり綺麗じゃねえ…」と思うでしょう。しかしツタが絡みついたその姿、なぜかオレンジに塗られた基礎部分、そして黒く焼け焦げた跡…いろんな色があります。
私は一周回って千歳楼を「キレイだ…」と思うようになってきました。大丈夫かな私…
ちなみにここ、私が初めて狙って見に行った廃墟でもあります。
それではいよいよ第一位の発表です!
第一位は!
湯の山温泉 鴬花荘
※巨大画像注意
巨大画像失礼いたしました。
なんといってもこの秀逸なデザイン!見つけた瞬間「キレイだ…」と思ってしまいました。なんでも坂倉準三氏※1と坂倉準三建築事務所がデザインしたのだだそうです。
1964年築、2018年現在築54年というこの建物ですが、モダンな作りです。もし現在でも営業を続けていたならば、現代でも古さを感じないほどの建物だったでしょう。廃墟になってしまったのが残念です。
下から見上げてもこの存在感。この貫禄。ホレボレしてしまいますヨ。
なぜかここ霊的な噂があり、肝試しなどに来た人たちによる破壊にさらされてるらしいですが、私はこれ以上この建物を壊してほしくない、そう思いますね…
さて、外観だけで選ぶこれまで行った廃墟ベスト3はこれでおしまいです。
皆さんの好きな廃墟ベスト3は何ですか?
※1 坂倉準三(1901-1969)
岐阜県羽島市に生まれる。近代建築の巨匠ル・コルビュジエに師事し、1937年のパリ万博では日本館のデザインを手がけた。代表作に「東急文化会館」、「神奈川県立近代美術館」「国際文化会館(前川國男、吉村順三と共作)」など。鉄道ファンの私は「名古屋近鉄ビル(近鉄パッセ)」、「小田急電鉄新宿駅西口本屋ビル(現小田急百貨店本店)」のデザインをしたと知り「はー、あ、あれか」となった。