那珂川水管橋を見に行ってみた
2020.5.29
近くにこんなにも魅力的な橋があったなんて!
…というのが、この橋に対する私のファースト・インプレッションです。
去る5月14日、茨城県への国による緊急事態宣言が解除されました。
茨城版コロナNEXT、という独自の指標と要請こそ出ているものの、規制自体はかなり緩和に向かいつつあります。
私も大学の授業に少しずつ慣れてきて、そろそろ何処かへ行きたいなーと思った矢先、Googleマップで見つけてしまいました。しかもチャリ圏内に。
(あ、言い忘れてましたが私のチャリ圏内はまあまあ広いので、特定は難しいですヨ!)
それが今回のおでかけ先、「那珂川水管橋」です。
この橋が架かっているのは水戸市の飯富町~下国井町で、那珂川をまたいでいる橋です。
銘板です。
まずは形式ばったところから説明していこうと思います。
この銘板、並びに日本水道鋼管協会(色んな協会があるもんですね)のデータによると…
竣工年:1994年6月
形式:斜張橋(正確には単純トラス橋+3径間連続斜張橋+単純トラス橋の複合形式)
長さ:492m
水道管口径:900A×2(参考までに、自宅の水道は13mm=約8Aにあたります)
主塔:逆Y字型
斜張橋形式の水管橋とかいうえらく狭い範囲の中では日本最大の規模であるようです。
"最大規模"とまで書いてあるのは伊達ではなく、近くに行ってみると本当にデカいです。斜張橋なので塔が大きいのは当然なのですが、水管橋ということで上下の弦材もかなり太いものとなっており、存在感はバツグンです。
ちなみに、この橋はぱっと見3弦トラスにも見えますがよくみると上弦材はちゃんと2本通っている、れっきとした4弦(?)トラスです。このように見える橋という点でも面白い橋だと思いませんか?
見上げてみると、THE・トラス橋といった眺めです。こうしてみるとより3弦トラスっぽく見えますよね。
私たちの生活を支える立役者でありながらも、これだけ美しいフォルムを持つ…いつしか私はその姿に惚れてしまったようですよ。
これからも機会があったら何度か見に行ってみようと思います。
今回の記事は以上です。