A LifeWalker's Record(Harf)

なんでもあり?なブロクです。基本的にはおでかけの記録を書いていきます。

廃墟探訪「クイーンシャトー」&天王町の個人的感想

2020.4.7

戸市へ来て何日か経ちました。学校が始まらずあまりにやることがない日々を送っていた私ですが、巷でいう「3密」さえ避けて、きちんと対策をすれば出かけても問題ないだろう…という判断のもと、自転車で水戸市内を散策することにしました。

そのくらいのタイミングで、ずっと見てみたかった廃墟が水戸にあったことを思い出したので行ってみることに。その名は…

クイーンシャトー」です。

物件の詳細は後で確認するとして、まずはこれが建っている街について書いていきます。

クイーンシャトーは、茨城県内有数の風俗街である「天王町」に建っています。この地域は、隣接する「大工町(キャバクラ街らしいです)」と並んで水戸市内の夜の盛り場のような様相を呈しているようです。

クイーンシャトーを見るために天王町の中に入ったのですが、もう入ってすぐにこの街の異質さ的なものがわかりました。

事前情報で知ってはいたのですが、本当に風俗店ばっかりです。しかもジャンルが本当にたくさん。知ってる限りの系統をすべて網羅してる感じです。

自転車でやって来た男性が、道端にいるボーイ(?)にお札が入っていると思しき封筒を渡し、そのまま店に入っていく…といった光景も目にしました。本当にそういうお店に入っていっているかはわかりませんが、あんな街ですし多分そうなんじゃないかな…と思います。すべてが未体験の街、といった感じでしたね。

さてそろそろクイーンシャトーの話題に入ろうと思うのですが、そんなこんなで街の雰囲気がちょっと怖かった(客引きとかに引っかかると大変なことになる)ので、1枚だけ写真を撮ってさっさと天王町を抜け出してきました。

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「トランプ城」ことクイーンシャトー

唯一撮れたのがこの1枚です。いやはや、荒れ果ててもなお、欲望渦巻く街を見下ろすように佇む…まさに女王様の城といった雰囲気です。4月初旬ということで蔦は這っていませんでしたが、これから夏にかけて一気に建物は緑に包まれていくはずです。見てみたいですが、あの街にはもう行きたくありません…

このクイーンシャトーですが、総工費8億円をかけて造られた巨大ソープランド、というところまでが共通した情報のようです。

開業年と廃業年は情報によってばらつきがあります。「1980年に開業したが数か月で廃業」「1980年開業、バブル崩壊で廃業」「1987年に…(以下略)」など。国土地理院の航空写真で確認してみた結果、以下のようになりました。

1974年には存在せず

1980年には存在、営業している(駐車場に何台も車がいる)

1986年営業中かどうか判別できず(車は1台だけ止まっている)

・1992年も不明(ただし、車は一台もいなくなっている)

ひとまず、開業年は1980年で間違いなさそうですが廃業年はわからずじまいです。

廃業理由も諸説あり、「不法滞在の移民を働かせていたら摘発された」なんて説もありますが、これだけ巨大かつ豪奢な建物ですし値段設定もかなり強気だったらしいので、維持費と人件費を賄えるだけの客が入らずに力尽きた…とみるのが自然でしょう。

 

水戸といえば偕楽園と納豆のイメージしかなかったのですが、こんなにDEEPな一面もあったんですね…中途半端なところですが、今回の記事は以上です。お読みいただきありがとうございました。